題字:加藤アスケ


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まず初めに。
すくみず2の発売をお待ち頂いている皆様、発売延期ほんとうに申し訳ありません。
現在、スタッフ一同マスターアップに向けて全力で制作を進めておりますので、
発売までもう暫くお待ち下さいませ。


第5回

◎競泳水着の魅力について〜その2

競泳用水着は、その機能を追及するあまり、何時の間にかエロスを感じさせる呪物(フェティッシュ)と化してしまいました。生地は極限まで薄くなり、カッティングは泳者の動きを妨げないように、より大胆になっていったのです。
ここでは、そんな競泳用水着のフェティッシュ的魅力について語ってみたいと思います。
その魅力について、私は大体以下のような点にあると思っています。
1:ツルピトな素材感
2:ハイレグ等のカッティングデザイン

まずひとつ『ツルピトな素材感』について。

「ツルピト」と言うのは呼んで字の如く(?)、水着が濡れる事によってツルッとした光沢を得て、身体にピトっと張り付いている様子を表す擬態語です。誰が使い始めたのかはわかりませんが、スク水好きや競泳水着好きな人ならば、幾度か見聞きした事のある言葉でしょう。


で、そんなツルピト感ですが、競泳水着はスク水と比べてもツルピト度が高いと言って良いでしょう。それは、競泳水着に使用されているポリウレタンというマテリアルに寄る所が大きいかと思われます。ポリウレタンは石油から作られる合成繊維のひとつで、水着の他にもストッキングやレオタードといった伸縮性を求められる衣服に良く使われます。同じ合成繊維のナイロンやポリエチレンに比べて、繊維としての耐久力は低いものの、ゴムのような弾性・伸縮性を持つのが最大の特徴となっています。競泳水着では、ものによって違いますが凡そ10%〜20%の混合率で生地の素材として使われる事が多く、ポリウレタンが使用された水着は非常に高い伸縮性を持っています。実際、着用していない状態の競泳水着を手に取ると、そのコンパクトさに驚かされます。そんな、元が小さい水着を女性が着れば、所謂「喰い込み」が生じます。また、水着の伸縮性が高いという事は、着用時には繊維が伸びて生地が薄くなっているという事でもあります。薄く伸びた生地は、柔軟な伸縮性もあって筋肉の隆起等が一様に分るほど、ピッタリと身体に「貼り付き」ます。さらに、濡れる事で表面に「強い光沢と影」が生み出される為、より一層身体表面の凹凸を際立たせる事になります。「喰い込み」「貼り付き」「強い光沢と影」それらが「ツルピト」の正体であり、その「ツルピト」によって、裸よりエロい状態が生み出されてしまうのです。また、そういった競泳水着のフィット感は、見る側にも着用する側にも一種の拘束感を与え、ボンテージ的なイメージも喚起させる事となるのではないでしょうか。


ちょっと、屁理屈が過ぎたようななので、スク水との比較で簡単な例えを。
水着フェチ的に良く語られる“お尻の喰い込み直し”。水から上がった女性が、お尻に喰い込んだ水着を直すアレです。グラビアやビデオ等でも良く見かける事でしょう。
あの“お尻の喰い込み直し”ですが、スク水の場合「クイックイ」といった表現になるところを、競泳水着の場合「クイックイ」の後に「パッツン」が入ります。「クイックイ、パッツン」です。喰い込みを直す為に伸ばした生地が、お尻の肉に当たる音です。あの「パッツン」こそ、競泳水着のマテリアル的魅力の全てを語ってくれていると、そう思います。

テキスト:
大洲五郎
イラスト・題字:
加藤アスケ