題字:加藤アスケ



大洲五郎

皆様こんにちは。サーカスフェティシュ団の大洲五郎です。

この「すくみずの泉」コーナーは、水着に纏わるコラムです。
「スク水」こと「スクール水着」について、勝手気まま徒然に不定期連載しちゃったりします。


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第6回

◎競泳水着の魅力について〜その3

第5回は、競泳水着のフェティッシュ的魅力について、その素材感に関してのお話をさせていただきました。今回は、デザイン面についてお話させて頂こうと思います。


競泳水着のデザイン面での魅力といえば、やはり、ハイレグカットに代表される肌の露出度の高いカッティングにあると言えるでしょう。もちろん、ワンポイントで入るブランドロゴや、近年見られる生地表面のテクスチャー等もまた、その人気を支えるモノのひとつと言えます。

競泳水着の世界では、フルスキン型のモノが活躍し始めた数年前まで、そのカッティングは大胆に肌の露出が増える一方でした。もちろんこれは、観客を楽しめる為にそうなった訳ではありません。泳者の運動を妨げないように、人体工学に基づき、競技の為の機能を追及した結果、ああいったデザインになっていったのです。

脚繰りのカットは骨盤のはるか上を行くようになり、その事で、股の切れ込みは鋭くなりお尻の露出度が上がりました。背中側のデザインも、脇〜肩甲骨にかけてと背中中央のカットアウトが拡がった結果、後ろ姿はセパレート水着とも見えるほどになりました。
ちなみに、こういった布面積が小さく大胆な競泳用水着は、競技者が着てこそ、その魅力が最大限に発揮されと思います。鍛えられた水泳競技者の身体は、肩や腰ががっしりとしていて、競泳水着がより一層小さく見えるからです。実際、コアな競泳水着マニアの中には、競技者以外が競泳水着を着用している状態を「単なるコスプレに過ぎない」と一刀両断する方も少なくないようです。そこまで割り切らないにしても、競泳水着には、それなりに鍛えられた方が似合う事は間違いないでしょう。競泳大会の際に、選手の広い背中やしっかりした肉付きのお尻・太腿等を目にした時こそ、競泳水着的幸福に浸れる訳です。


さて、かのように競泳水着にエロスを感じる人(私も含めて)が世に少なからずいる訳ですが、競泳水着自体は、あくまで機能美として現在のようなモノになった訳であり、決していやらしいものではありません。いやらしいのは、それを邪まな目で見ている観察者であり、エロスはフェティッシュの対象たる競泳水着ではなく、観察者の中にあるのではないでしょうか。競泳水着が、いたって真面目に機能を追及して作られたモノであるからこそ、それにエロスを感じる事に背徳感が生じます。背徳感は、エロスにとって非常に重要なファクターです。「さあ、興奮しなさい」と、その対象自体がエロスを演出したものよりも、観察者が勝手にエロスを生み出す事を促すようなモノこそ、真のフェティッシュ=呪物であると、私はそう思います。そして、競泳水着はフェティッシュとして限りなく真に近い存在だと、そう考えています。

テキスト:
大洲五郎
イラスト・題字:
加藤アスケ


バックナンバー

第5.5回
番外編。

第5回
「競泳水着の魅力について〜その2」。

第4回
「競泳水着の魅力について〜その1」スタート。

第3回
「スク水」は、多くの日本人にとって共有体験だと語る大洲五郎。その理由は…?

第2回
「制服の一種」と見たスク水の魅力について。

第1回
スク水コラム第一回目は「すくみずの魅力について〜その1」。大洲五郎が考える「ダサ萌え」とは…?